文系・理系問わず、国公立大学入試の英語で差がつくポイントは何だと思いますか?
実は、
自由英作文です
なぜなら、
私立大学の英語の入試問題では長文読解力は重視されていますが、英作文それも100文字やそれ以上の文字数でテーマに沿って自分の考えをまとめて英語で作文する自由英作文は早慶や医学部系のほんの一部学部を除いて出題されません。
もちろん、実際に外国人と英語でコミュニケーションする場合に自分が言いたいことを英語の文章として表現できなければ、英会話もメールのやりとりも出来ませんので英語力として非常に重要な要素なのですが、採点に時間がかかったり公平に判定するのが難しかったりで採用されていないようです。
したがって、
難関大学志望の受験生でさえきちんと自由英作文の対策ができていません
つまり、
国公立大学志望の受験生にとって、これは大きなチャンスです!
なぜなら、
国公立大学の自由英作文は内容は難しくないので、書き方を若干練習をするだけでライバルに差をつけることが可能だからです。
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我が家の例)横浜国立大学理工学部の自由英作文対策
受験生の親として、息子と二人三脚で大学受験に取組み県立高校から国立大合格を達成したアラフィフ父の私が、息子の横国の自由英作文対策について体験談をお話ししますので参考のしていただければと思います。
理工学部の場合、私立の受験が2月中旬までありその後国公立大学の2次試験まで10日というケースが多いと思います。この段階で、私は初めて自由英作文なる設問が出されることを知り、息子の解答例を見てみることにしました。
そこで驚愕しました。全く意味が判らない。
横国理工(前期)の自由英作文は、毎年、海外の友達からの電子メールに対する返信という設定でした。入試当日まであと1週間ほど、息子はそれより数学を仕上げたいと英語は二の次の状態でしたので極力簡単に指導することにしました。
教えたポイントは本当に基礎的な3つだけです
①英語で書き出す前に日本語で文章を作る
②ざっくりと起承転結の流れにする
③定型文をいくつか準備する
たったこれだけです。実際のところ入試本番前に2回しか解答と添削は出来ませんでしたが、2回目には見違えるようにちゃんとした文章になりましたので効果は簡単に出るようです。
簡単に説明しますね。
①英語で書き出す前に日本語で文章を作る
当たり前のようですが、時間の節約のためか意外といきなり英語で書き出す受験生が多いのではないでしょうか?日本語で文章が出来たら正直なところ半分はできたようなものです。
ひとつコツは、少し多めに日本語の文章を作っておきます。英文に換えていくときにどうしても英語にしにくい文があれば飛ばすことができます。
②ざっくりと起承転結の流れにする
一見難しそうですが難しくはありません。メールへの返信なので、1.挨拶の文章を書く、2.質問への回答を書く(メイン事項)、3.理由や例など補足事項を書く、4.締めの文章を書く これだけです。日本語の段階から段落分けしておくと英作文が作りやすいと思います。
③定型文をいくつか準備する
②の1.と4.は毎回同じような文章になりますので決まってフレーズをいくつか準備しておきましょ。
一番大事なことは、問題の指示する文字数に合わせることです。80文字以上という設問で75文字しか書かなければ0点か大幅減点になります。文字数を合わせるクッションとしての役割も重要です。
定例文の例)
(挨拶部分)
Long time no see. How have you been? 8文字
(回答部分)
That is very difficult question. 5文字
(補足部分)
By the way, 3文字
(終わりの締め)
I am looking foreword to seeing you soon. 8文字
もちろんこれだけで文章を組み立てることはできませんが、文字数の調整や段落の冒頭の簡単なフレーズだけでも予め準備しておくと良いと思います。
いかがでしたでしょうか?入試直前の付け焼き刃の対応でしたが、全くやらない場合と比べて効果がてきめんと思います。
また、私は仕事で英語でメールのやり取りがあり付け焼き刃でアドバイスしましたが、出来れば事前にプロの指導を受けるのが理想的です。
我が家の経験からポイントを押さえて最低3回しっかり添削すれば見違えるほど文章が良くなります。学力や偏差値ではなくやり方を知っているかどうかだけですので、やっておかない選択はないですね。
国公立大学の約7割が自由英作文を課しています。国公立志望の受験生はまず過去問をチェックして、自由英作文がある大学の場合は早めに対策をしましょう。
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私もこのサービスを予め知っていれば直前期に慌てずに済んだのですが。
【この記事を書いている私は】
◉学歴は親からの贈り物!が信条
◉息子の受験を二人三脚で併走した受験生の親
◉息子は地元公立高校▷横浜国大▷東工大院
◉受験には親のサポートが必要と考え、忖度ない情報を収集・発信中
学歴は親からの贈り物 が信条!周囲の中学受験を横目に息子は小中高は公立育ちで公立高校からの大学受験に臨むことになり、まずは親が情報を集めていく中で受験の真実を学びました。
難関大学受験の観点で私立や中高一貫ではない公立高校は負け組か?答えはNOです。理由は、大学受験は最終的には独学と自学自習だから。
最後に勝ちたい受験生と、受験生の親御さん注目!
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